VINTAGIENCE

Iga, Japan

VINTAGIENCE

Story

情熱と、技術と、
風土のもつ稀有な特異性
そのすべてが結実したヴィンテージ

Location

三重県 伊賀

山々に囲まれた自然豊かな忍びの里に、硬度3.0という超軟水の湧き出る土地があります。本来なら酒造りには向かないはずの超軟水。それがこの土地の水だけは驚くほど旨い日本酒に仕上がっていく。やわらかな喉ごし、繊細でたおやかな味わい。不思議なことにこの酒は、寝かせるとその味が研ぎ澄まされ、奥深い旨さになっていく。

創業180年の老舗酒蔵が、日本酒の新たな可能性に気づいたとき、VINTAGIENCEという挑戦が始まりました。

Method

時間と科学的アプローチが織りなす
比類なきエイジング

VINTAGIENCEの日本酒造りには、科学的なアプローチと深いこだわりが反映されています。

古酒の本質的な価値を重視し、10年以上から25年前後の貯蔵酒を熟成させています。保管方法はマイナス4°Cの氷温から蔵外常温まで、貯蔵方式や酒質も多岐にわたってテストし、品質をチェック。

その酒造りの核心は、最初の躾、微細動・微粒子の構造で固まったお酒を造る技術にあります。酒質のベースが熟成酒に向いたかたちになると、古酒になっても乱れず、日本酒の麹と米の美味しさを保ったまま、保管ができます。そのため、酒質を維持したままウイスキーのような熟成味が楽しめます。

また、最初に安定した酒質を造る重要性と10年の温度管理の必要性を強調しており、水圧や振動による味の変化なども科学的に分析しています。これらのプロセスと理論的な研究により、VINTAGIENCEは他とは異なる最高峰の熟成酒へと変貌を遂げていきます。

Gradation of
the aging

半生を賭けて作り上げた
熟成のグラデーション

様々な酒質の酒を眠らせ、熟成温度による味の違い、時を経ることで生まれる味の変化を綿密に記録し続けること数十年。一日、一日、手に汗を握るようにしてその酒のピークを待ち続ける。やがて熟成を経た日本酒は作り手の想像すら超える味わいのグラデーションを織りなす。

日本酒の新たな可能性。その可能性に半生を賭けた先に到達した味わい。日本酒を自らの手で醸し、愛し続けてきた者たちの情熱がなければ実現しなかった、VINTAGIENCE。

日本酒の未踏領域をご体感ください。

Journal

熟成酒の製造過程、歴史、料理とのペアリング、科学的な深みなど、熟成酒に関する深い知識をお伝えします。